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Re:again
第7章 【EAT ME!】
『マメタベマスマメタベマス』

震えながら豆どんぶりを抱き寄せる。

5/25 1:30

葵に手伝ってもらいながら豆どんぶりをやっつける。
キャパを越えた甘納豆ってもはや暴力だと思うの。
ホラーの内容などどうでも良くなるホラー具合。
怖いシーンの時にだけ葵にがっちり頭を固定され、鑑賞させられる。
葵は常にぽやぽや笑顔。

甘納豆とプリンとビールがヤバい時間帯に身体に馴染んできた頃―
もうそろそろ就寝させてくれるんじゃないかと淡い期待を抱いていたら‥

「‥みちるちゃん―」

葵の手が私の手に静かに重なった。

「今夜は寝かさない」


*****

5/25 5:30

あれから宣言通りにホラー3本を制覇しつつ、ババ抜き・神経衰弱・UNO・ジェンガのフルコース。

『ふたりでやるようなゲームじゃない!』

と訴えようが、舟を漕ごうが、葵は許さなかった。
この子、存外にスパルタ。鬼軍曹なんですけど‥。
店長の息子さん、大丈夫?

健やかな朝の訪れ。
希望の朝だ。
ラジオ体操でもするかと天を仰いでいたら、タオルケットごと葵の身体に絡めとられる。
葵は洗い立ての石鹸の香り。

「‥起きたらパンツ買いに行こうね…」

甘く囁かれ、また額にキスをされた。

目の前には美しいかんばせ。
思わず蕩けてしまう。
例えTシャツがどんなにふざけていようが、甘納豆臭かろうが、葵の顔面は至上の楽園。

何だか甘い気持ちになってもう一度葵のキスを堪能したいような、唇にして欲しいような気がしたけれど睡魔には勝てず。
葵の腕の中で泥のように眠る。

*****

5/25 10:40

久しぶりに《アノコト》の夢を見てしまい、動揺する。
うなされてしまったのではないか、寝ながら叫んでしまったのではないかと葵を見やる。
葵は眉をハの字にして心配そうに私を見つめていた。

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