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Re:again
第7章 【EAT ME!】
ボウタイ付きの紺色地に白のドット柄のブラウス、オフホワイトの七分丈のパンツ。
ブラウスが薄手なのでちょっと考えてパステルイエローのカーディガンを肩に掛けることにする。
素足でオープントゥのサンダルを履こう。
何となくパンツと似ている色合いだし。
洗面台の鏡とにらめっこしながら適当に顔に粉をまぶし、ちょっと考えてから普段つけないチークのパレットを開く。
ピーチピンクの口紅を塗る。
髪は緩く結わえた。
こんなもんでいっか。
葵ちゃんの今日のTシャツは何が書かれているかなぁ~と部屋を覗くと、雑誌から抜け出たような美男子がせっせとハーブの世話をしていた。
「‥栄養材買ってこなくちゃ…」
群青色のゆるゆるなコットン素材のニット。
ざっくりとした編み地なので下に白いタンクトップを着ている。
黒いロングスカート付きのパンツ。
お洒落なストロー素材のハットまで被っている。色は黒。
ちょっと個性的だけど、モデル体型の葵にはよく似合っている。
何よりニットの色合いが葵の不思議な瞳の色とぴったり。
アクセサリーを何も付けていないところが唯一、葵らしかった。
静電気体質で肌の弱い葵は、金属を身につけることをすごく嫌がる。
大学受験の時に私が贈ったパワーストーンのブレスレットしか身につけない。
『葵ちゃん‥どうしちゃったの?
すごーく格好良いんだけど!』
常に“綺麗”“格好良い”と言われ慣れている葵は、容姿のことを褒めると瞳が濁る。
それを知っている私はめったに葵を褒めないけれど‥(いつも様子がおかしな格好だし)
私の言葉が言い終わらない内に葵の顔がボンッ!と赤くなった。
『あっ!照れてる!シャイボーイ?
今日は照れても格好良いね!』
ボンボンッ!!
葵が綺麗な顔を両手で覆う。
「‥見ないで…」
『どうして?
今日の葵は本当に格好良いよ!!』
「‥恥ずかしい…みちるちゃんたら、ハート泥棒…」
ブラウスが薄手なのでちょっと考えてパステルイエローのカーディガンを肩に掛けることにする。
素足でオープントゥのサンダルを履こう。
何となくパンツと似ている色合いだし。
洗面台の鏡とにらめっこしながら適当に顔に粉をまぶし、ちょっと考えてから普段つけないチークのパレットを開く。
ピーチピンクの口紅を塗る。
髪は緩く結わえた。
こんなもんでいっか。
葵ちゃんの今日のTシャツは何が書かれているかなぁ~と部屋を覗くと、雑誌から抜け出たような美男子がせっせとハーブの世話をしていた。
「‥栄養材買ってこなくちゃ…」
群青色のゆるゆるなコットン素材のニット。
ざっくりとした編み地なので下に白いタンクトップを着ている。
黒いロングスカート付きのパンツ。
お洒落なストロー素材のハットまで被っている。色は黒。
ちょっと個性的だけど、モデル体型の葵にはよく似合っている。
何よりニットの色合いが葵の不思議な瞳の色とぴったり。
アクセサリーを何も付けていないところが唯一、葵らしかった。
静電気体質で肌の弱い葵は、金属を身につけることをすごく嫌がる。
大学受験の時に私が贈ったパワーストーンのブレスレットしか身につけない。
『葵ちゃん‥どうしちゃったの?
すごーく格好良いんだけど!』
常に“綺麗”“格好良い”と言われ慣れている葵は、容姿のことを褒めると瞳が濁る。
それを知っている私はめったに葵を褒めないけれど‥(いつも様子がおかしな格好だし)
私の言葉が言い終わらない内に葵の顔がボンッ!と赤くなった。
『あっ!照れてる!シャイボーイ?
今日は照れても格好良いね!』
ボンボンッ!!
葵が綺麗な顔を両手で覆う。
「‥見ないで…」
『どうして?
今日の葵は本当に格好良いよ!!』
「‥恥ずかしい…みちるちゃんたら、ハート泥棒…」