この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Re:again
第7章 【EAT ME!】
ボウタイ付きの紺色地に白のドット柄のブラウス、オフホワイトの七分丈のパンツ。
ブラウスが薄手なのでちょっと考えてパステルイエローのカーディガンを肩に掛けることにする。
素足でオープントゥのサンダルを履こう。
何となくパンツと似ている色合いだし。
洗面台の鏡とにらめっこしながら適当に顔に粉をまぶし、ちょっと考えてから普段つけないチークのパレットを開く。
ピーチピンクの口紅を塗る。
髪は緩く結わえた。
こんなもんでいっか。

葵ちゃんの今日のTシャツは何が書かれているかなぁ~と部屋を覗くと、雑誌から抜け出たような美男子がせっせとハーブの世話をしていた。

「‥栄養材買ってこなくちゃ…」

群青色のゆるゆるなコットン素材のニット。
ざっくりとした編み地なので下に白いタンクトップを着ている。
黒いロングスカート付きのパンツ。
お洒落なストロー素材のハットまで被っている。色は黒。
ちょっと個性的だけど、モデル体型の葵にはよく似合っている。
何よりニットの色合いが葵の不思議な瞳の色とぴったり。
アクセサリーを何も付けていないところが唯一、葵らしかった。
静電気体質で肌の弱い葵は、金属を身につけることをすごく嫌がる。
大学受験の時に私が贈ったパワーストーンのブレスレットしか身につけない。

『葵ちゃん‥どうしちゃったの?
すごーく格好良いんだけど!』

常に“綺麗”“格好良い”と言われ慣れている葵は、容姿のことを褒めると瞳が濁る。
それを知っている私はめったに葵を褒めないけれど‥(いつも様子がおかしな格好だし)
私の言葉が言い終わらない内に葵の顔がボンッ!と赤くなった。

『あっ!照れてる!シャイボーイ?
今日は照れても格好良いね!』

ボンボンッ!!
葵が綺麗な顔を両手で覆う。

「‥見ないで…」

『どうして?
今日の葵は本当に格好良いよ!!』

「‥恥ずかしい…みちるちゃんたら、ハート泥棒…」
/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ