この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Re:again
第7章 【EAT ME!】
『‥ドライブイキマス』
爽介が薄く微笑み、魔のドライブがスタート。
5/25 14:15
*****
『あぁ、気持ちい~ね~』
海岸沿い。
道路をひた走りながら車の窓を全開にして風を感じる。
爽介がチョイスしたレゲエのCDも、気分に合っている。
今日は爽介も大人しい。
『‥意地悪じゃない爽介って、なんか変』
相変わらずサングラスのままの爽介。
ドライブの意味もわからないし‥。
信号待ちで爽介が煙草に火を点けた。
爽介‥煙草吸うんだな。まじまじと見つめてしまう。
「虐めて欲しいならご期待に応えないこともないケド」
前を向いたまま、爽介が呟く。
言葉を紡ぐ度、紫煙が吐き出される。
『いや、結構です』
「今日は‥お前の嫌がることはしない。俺、機嫌がイイ」
『ふぅん‥。ねぇこれってただの暇つぶし?』
ちらり。サングラス越しに絡む視線。ドキッ。
「お前‥ヤなこと覚えてんな。ちげーよ。
お前の顔が見たかった。そしたら偶然会えたから」
は?!どうしちゃったのコイツ‥。
「男がそばにいたのは気に入らないけど、肥やしなら仕方ねー。
どうしても会いたかったからツイてた」
『‥爽介、私に会いたかったの?』
「耳鼻科行けよ。何度も同じこと言わせんな。ブサイク。
首に縄つけて3kmばかし車で引き摺り回すぞ」
会いたかった女にそんなことするのかよ‥。
「連絡取れねーし‥貴史も知らねーって言うし。
最後の頼みの綱で合コンセッティングさせようとしたら、それすら嫌がるし。
お前、俺に随分冷てぇな。
‥お前の友達、口硬いのな。イイ奴じゃん。
女の友情って都市伝説かと思ってたけど存在すんだな。
俺的にはすげぇ参ったけど」
参った、ねぇ…。
「あ、孝介からの伝言。“謝らないから”だってよ。何、アイツお前に何かしたワケ?」
爽介が薄く微笑み、魔のドライブがスタート。
5/25 14:15
*****
『あぁ、気持ちい~ね~』
海岸沿い。
道路をひた走りながら車の窓を全開にして風を感じる。
爽介がチョイスしたレゲエのCDも、気分に合っている。
今日は爽介も大人しい。
『‥意地悪じゃない爽介って、なんか変』
相変わらずサングラスのままの爽介。
ドライブの意味もわからないし‥。
信号待ちで爽介が煙草に火を点けた。
爽介‥煙草吸うんだな。まじまじと見つめてしまう。
「虐めて欲しいならご期待に応えないこともないケド」
前を向いたまま、爽介が呟く。
言葉を紡ぐ度、紫煙が吐き出される。
『いや、結構です』
「今日は‥お前の嫌がることはしない。俺、機嫌がイイ」
『ふぅん‥。ねぇこれってただの暇つぶし?』
ちらり。サングラス越しに絡む視線。ドキッ。
「お前‥ヤなこと覚えてんな。ちげーよ。
お前の顔が見たかった。そしたら偶然会えたから」
は?!どうしちゃったのコイツ‥。
「男がそばにいたのは気に入らないけど、肥やしなら仕方ねー。
どうしても会いたかったからツイてた」
『‥爽介、私に会いたかったの?』
「耳鼻科行けよ。何度も同じこと言わせんな。ブサイク。
首に縄つけて3kmばかし車で引き摺り回すぞ」
会いたかった女にそんなことするのかよ‥。
「連絡取れねーし‥貴史も知らねーって言うし。
最後の頼みの綱で合コンセッティングさせようとしたら、それすら嫌がるし。
お前、俺に随分冷てぇな。
‥お前の友達、口硬いのな。イイ奴じゃん。
女の友情って都市伝説かと思ってたけど存在すんだな。
俺的にはすげぇ参ったけど」
参った、ねぇ…。
「あ、孝介からの伝言。“謝らないから”だってよ。何、アイツお前に何かしたワケ?」