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Re:again
第7章 【EAT ME!】
『‥それ、孝ちゃんにも言われたよ。この前』
「お前‥仮にも年下の孝介に呆れられて大丈夫なのかよ…」
爽介が貧乏ゆすりをはじめた。
紫煙がもうもう‥私がむせると、苛々した様子でわざと煙を吹き掛けてくる。ゲホゲホ。
「‥お前が忘れていても、お前は俺の初カノだよ」
『いつの間に?!』
「キスしたじゃねーか!」
『いったいいつ?!』
「お前が、他の女から貰ったチョコなんか食べたくない、刻みたくない、どうして意地悪するのって泣いた日だよ!!」
『‥‥記憶にございません』
「なんで一番大事なこと忘れてんだよ!
チョコ刻む件なんかどーでもいいだろ!
その後だよその後!!
“俺はお前から以外は欲しくない”って、泣いてるお前にキスしただろうが!!!」
あの地獄絵図の後にそんなスイーツな出来事が起こり得たのか?!
「なんで忘れてんだよ‥はじめてのキスだろ?初恋だろ?
お前、俺のこと好きだったんじゃねーのかよ…」
返す言葉もございません‥。
「それなのに翌年、お前はケロッとチョコを忘れやがって‥俺の純情を弄びやがって…まさか他のキスも忘れてんじゃねーだろーな!!!」
『‥ワタクシハアナタトホカニモキスヲシタノデショウカ?』
「馬鹿かー!!!
耳鼻科の前に脳を診てもらえ!
お前の脳味噌はミジンコサイズなのかよ!!
何回もしただろ?!
小6の時に調子こいてベロチューしたら、“唾をつけるのは汚い”って軽蔑された俺の身にもなってみろ!
いっしょに帰ることも拒絶され、孝介の後ろで怯えながら俺を見つめるお前の眼差し‥
三日三晩眠れぬ夜を過ごしたわッ」
この鬼畜がそんな繊細な心を持ち合わせていたのですか‥?
「お前‥仮にも年下の孝介に呆れられて大丈夫なのかよ…」
爽介が貧乏ゆすりをはじめた。
紫煙がもうもう‥私がむせると、苛々した様子でわざと煙を吹き掛けてくる。ゲホゲホ。
「‥お前が忘れていても、お前は俺の初カノだよ」
『いつの間に?!』
「キスしたじゃねーか!」
『いったいいつ?!』
「お前が、他の女から貰ったチョコなんか食べたくない、刻みたくない、どうして意地悪するのって泣いた日だよ!!」
『‥‥記憶にございません』
「なんで一番大事なこと忘れてんだよ!
チョコ刻む件なんかどーでもいいだろ!
その後だよその後!!
“俺はお前から以外は欲しくない”って、泣いてるお前にキスしただろうが!!!」
あの地獄絵図の後にそんなスイーツな出来事が起こり得たのか?!
「なんで忘れてんだよ‥はじめてのキスだろ?初恋だろ?
お前、俺のこと好きだったんじゃねーのかよ…」
返す言葉もございません‥。
「それなのに翌年、お前はケロッとチョコを忘れやがって‥俺の純情を弄びやがって…まさか他のキスも忘れてんじゃねーだろーな!!!」
『‥ワタクシハアナタトホカニモキスヲシタノデショウカ?』
「馬鹿かー!!!
耳鼻科の前に脳を診てもらえ!
お前の脳味噌はミジンコサイズなのかよ!!
何回もしただろ?!
小6の時に調子こいてベロチューしたら、“唾をつけるのは汚い”って軽蔑された俺の身にもなってみろ!
いっしょに帰ることも拒絶され、孝介の後ろで怯えながら俺を見つめるお前の眼差し‥
三日三晩眠れぬ夜を過ごしたわッ」
この鬼畜がそんな繊細な心を持ち合わせていたのですか‥?