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Re:again
第7章 【EAT ME!】
『‥爽介って私のことが好きだったの?』

「態度で示してただろうが‥この腐れポンコツ能無しゾウリムシが」

『好きって言葉にしてくんなきゃわかんないよ!』

「仮に言葉にしたってお前には伝わんねぇよ。
脳味噌ねぇんだもん。その空っぽの頭にぶっとい注射で塩水流し込んでやろうか…。
‥俺が認識していたよりもはるかに愚かだったってことだけはわかった。
“どうして、そんなこと確認するの?”なんて訊き返されるわけだよな。
お前は単細胞生物だったんだからな!」

『“意味ない”って言われたよ!“ただの暇つぶし”って!!』

「頭が真っ白になったんだよあの時は。
毎年毎年刷り込みしてやったのに、
“何を今さら言ってんだコイツは?”
って呆然とした。思考がショートしたんだよ。キスだって何度もしてんのに」

『どうしてあの時、そう言ってくれなかったの?‥』

「お前が俺を一方的に避けてたんだよ。教室に迎えに行っても逃げるし。
いるかと思えば知らねー男といちゃこらしやがって‥ムカついて放置してたら中学卒業だろ?
…せっかく同じ高校に行ったのに俺の許可なく勝手に狂い咲きやがって!
このメス豚ド淫乱ミトコンドリアが!!」

貧乏ゆすりMAX!!
新しい煙草に火をつける。

「‥まぁ、いい。お前が俺のことちっともわかってなかったように、俺もお前のことちっともわかってなかったんだろ。
気になってたんだよ‥ケンカ別れしたままだったのが。
いっしょにいたいだけなのに、お前は嫌がるし。
何がそんなに駄目だったのかわかんなかったから。
その内に本当に離ればなれになるなんて思いもしなかったから。
‥再会しても“付き合ってない”なんて言われて相当ショックで寝込んだ。
強姦魔としてオマワリに突き出されるし‥」

『‥突き出されたの?』

「タクシーで直行よ。もう少しで調書取られるとこだったぞ。
確かに、ヤリ過ぎたかもしれねーけど‥俺だって舞い上がってたんだよ!
このタイミングを逃したら二度と会えないかも知れないって‥とりあえず自分のモノにしときゃ後でどーにでもなるって思ったんだよ!あの時は!
‥強姦魔はねぇだろ。
お前、俺を犯罪者にしたいのか!」

『ごっ‥ごめん…なんか怖くて。久しぶりに会って頭が混乱してたし。
ねぇ、肋の骨折大丈夫?』

「…………はぁ?」
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