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フライングバタフライ
第2章 事件へ【性描写有】
次の金曜日。
ユミはナイトクラブにいた。
どこかで聞いたことのあるようなダンスミュージックが大音量で流れている。
(一度マイコに連れてもらったきりだな。)
派手な格好の男と女が同じような笑顔で踊り狂う姿に恐ろしさを感じながらも、自分がストリートファイトに勤しむようなものかと無理矢理ユミは自分を納得させた。
ふと辺りを見回していると、数人の男が声をかけてきた。
「君、1人?俺たちと遊ぼうよ。」
安いタバコの臭いに辟易としたが、ユミは手慣れた様子で、それをいなした。するとそのうちの一人が、
「あれ?君、バタフライじゃない?」
キョトンとする他の男にその男はバタフライの説明を簡単に始めた。どうやらこの界隈では有名になっていたようだ。
(あちゃー、これからは場所変えないとなぁ。)
その話に興味を示した男達は再びユミを誘い出そうと必死になる。
「だ、誰ですか?それ。」
ユミは自慢のフットワークで男達から逃げるように人混みに消えた。
ユミはナイトクラブにいた。
どこかで聞いたことのあるようなダンスミュージックが大音量で流れている。
(一度マイコに連れてもらったきりだな。)
派手な格好の男と女が同じような笑顔で踊り狂う姿に恐ろしさを感じながらも、自分がストリートファイトに勤しむようなものかと無理矢理ユミは自分を納得させた。
ふと辺りを見回していると、数人の男が声をかけてきた。
「君、1人?俺たちと遊ぼうよ。」
安いタバコの臭いに辟易としたが、ユミは手慣れた様子で、それをいなした。するとそのうちの一人が、
「あれ?君、バタフライじゃない?」
キョトンとする他の男にその男はバタフライの説明を簡単に始めた。どうやらこの界隈では有名になっていたようだ。
(あちゃー、これからは場所変えないとなぁ。)
その話に興味を示した男達は再びユミを誘い出そうと必死になる。
「だ、誰ですか?それ。」
ユミは自慢のフットワークで男達から逃げるように人混みに消えた。