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フライングバタフライ
第2章 事件へ【性描写有】
(さあ、そろそろ仕事をしなきゃ。)
ユミは不自然にならぬよう、トイレ、狭い通路、部屋の隅などを細かく見て回る。
(・・・あの男。)
音楽に身を預けるでもなく、一定の動きで人に話しかける男が目に入った。
ユミはするするとその男の近くまで寄っていく。
(うまくいけば捕まえてやる。)
ユミの悪い癖がまた出ていた。
ユミが斜め後ろに陣取ると、男はポケットから何かを取り出し、前の男の肩を数度叩く。
(間違いない。バイヤーだ。)
ユミが行動に起こそうとすると、背後から声が聞こえた。
ユミは不自然にならぬよう、トイレ、狭い通路、部屋の隅などを細かく見て回る。
(・・・あの男。)
音楽に身を預けるでもなく、一定の動きで人に話しかける男が目に入った。
ユミはするするとその男の近くまで寄っていく。
(うまくいけば捕まえてやる。)
ユミの悪い癖がまた出ていた。
ユミが斜め後ろに陣取ると、男はポケットから何かを取り出し、前の男の肩を数度叩く。
(間違いない。バイヤーだ。)
ユミが行動に起こそうとすると、背後から声が聞こえた。