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フライングバタフライ
第2章 事件へ【性描写有】
「あなたがバタフライですね。」
「誰ですか?そのバタフライって。人違いじゃないですか?」
振り返るとスラリとした長身にオールバックの男が立っていた。
「隠しても無駄ですよ。バタフライ、いやユミさん。」
(この男、私のことを知っている。)
年は若いが一目見ただけで只者ではないとわかるその男の迫力に押されぬよう、ユミは平静を装って返す。
「あなたは?」
「失礼、私はサメジマと申します。あるお方があなたにお会いしたいとのことでして。」
サメジマはユミの返答を待たず、ユミをエスコートするように肩を抱いた。
(もしカサイの言う、オーナーのヤクザに接触できるなら、これはチャンス・・・。)
ユミは拒絶せず、サメジマが開いた黒塗りの重い扉をくぐった。
「誰ですか?そのバタフライって。人違いじゃないですか?」
振り返るとスラリとした長身にオールバックの男が立っていた。
「隠しても無駄ですよ。バタフライ、いやユミさん。」
(この男、私のことを知っている。)
年は若いが一目見ただけで只者ではないとわかるその男の迫力に押されぬよう、ユミは平静を装って返す。
「あなたは?」
「失礼、私はサメジマと申します。あるお方があなたにお会いしたいとのことでして。」
サメジマはユミの返答を待たず、ユミをエスコートするように肩を抱いた。
(もしカサイの言う、オーナーのヤクザに接触できるなら、これはチャンス・・・。)
ユミは拒絶せず、サメジマが開いた黒塗りの重い扉をくぐった。