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激愛の果てに
第1章 揺れる瞳
『……えと……
じゃあ右側から♪
清水由衣さん。』
『はあい♪』
『有り難とう♪
次。
谷原達也くん♪』
『……はあい♪……なっちゃん♪』
……ドッ……
笑っ
……しかし……
男子生徒の機嫌の、いい事いい事。笑っ
……まあありゃ……全員KOだろーなあ♪
こうして新任教師は一人一人、
自己紹介をして行き遂に俺の番が来た!
……すると……
それまで冷静だった俺の心臓は、
固まって動か無く、なってしまった……
彼女も何故か、
俺を見てるだけで、名前を呼ぼうとしない。
……そして……
二人だけ時間が、
止まった……
……すると……
宏太が、
『……なんだよ……二人して一目惚れかあー?……』
……ドッ……
笑っ
……キャーッ……
いやあ……
俺のファンは、
泣いてる奴まで、
出る始末。笑っ
すると彼女が、
ようやく我に返り、俺も正気に戻った。
『……あ……
違うわよ!
金髪が目に着いたのよ……
え、と……
加瀬き?』
『……せんせ……
きりゅうだよ♪』
『……ああ……
きりゅうなの?
有り難とう……』
『……せんせ……
かわい♪
顔真っ赤だよ♪』
『……なによ……
教師をからかわないで!』
……だけど……
なっちゃんは、
耳たぶまで真っ赤だったんだ……