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絹倉家の隷嬢
第3章 耽溺
その時、修一は妙なものを目にした。
桜子の股間の食い込んだ縄の間から、透明な液がしみ出ている。
修一は、桜子の液を吸った縄をほどいた。
あわびの割れ目はぱっくりと開き、蠢き、さらに液体がしとどにあふれ出し、彼女の太ももまで伝い垂れ流れた。
「桜子さん……厠に行かれた方が……」
「それはお小水じゃないの……男の人を受け入れる準備ができた印よ」
桜子の割れ目と垂れた汁は、まるで真夏の水面のように部屋の明かりをきらきらと反射させている。
小便でもないのに、女性の陰部はこんなにもたっぷりと別の液を垂れ流すものなのか。
「右腕をほどいて?」
修一はひざまづき、桜子の右腕の拘束をほどいた。
桜子は自由になった右手を自らの陰部に伸ばし、クチュッ……という卑猥な音をさせながら、肉の割れ目を二本の指で大きく開いた。
「修一、近づいてよく見て頂戴」
桜子が開いた割れ目の中はしとどに濡れて、綺麗で淡い桃色だった。複雑に入り組んだ形をしていて、どこに陰茎を差し入れる穴があるのか分からなかった。
修一の心の中を見通しているかのように、桜子は三本目の指で器用に花弁の入口を指した。
「……ここよ……よく聞いて、修一。ここはね……」
桜子は、かすかにうごめく濡れた花弁に指を入れた。
チュプッ……と小さく音がした。
「……赤子をつくるための穴じゃなくてよ? 本当は……」
桜子は指を抜いた。
「男女が快楽を貪り合うためだけにあるのよ」
修一は唾を飲んだ。
桜子の花弁は、そこだけが別の生き物のように、修一を誘うかのように、閉じたり開いたりしている。
そのたびに花弁から蜜のような汁があふれ、きらきらと紅い光を跳ね返す。
本当に、こんな狭い場所に入るのだろうか?
しかし修一は、一刻も早く差し込みたい情欲にあおられた。
だが、やはりためらいの気持ちもぬぐい切れない。
「修一、ここまで来てまぐわうこともしないなんて、そんな馬鹿な話ないわよ……華族の娘だからって遠慮しているの?」
「桜子さん……」
「私は……今あなたとまぐわいたいの」
『あなた』と呼ばれると修一はどこか自尊心を満たされた。
逆に『可愛い子』『いい子』のように『子』と呼ばれると反発心がわき起こる。
「……あなたが好きなの。あなたのが欲しいの……」
桜子の股間の食い込んだ縄の間から、透明な液がしみ出ている。
修一は、桜子の液を吸った縄をほどいた。
あわびの割れ目はぱっくりと開き、蠢き、さらに液体がしとどにあふれ出し、彼女の太ももまで伝い垂れ流れた。
「桜子さん……厠に行かれた方が……」
「それはお小水じゃないの……男の人を受け入れる準備ができた印よ」
桜子の割れ目と垂れた汁は、まるで真夏の水面のように部屋の明かりをきらきらと反射させている。
小便でもないのに、女性の陰部はこんなにもたっぷりと別の液を垂れ流すものなのか。
「右腕をほどいて?」
修一はひざまづき、桜子の右腕の拘束をほどいた。
桜子は自由になった右手を自らの陰部に伸ばし、クチュッ……という卑猥な音をさせながら、肉の割れ目を二本の指で大きく開いた。
「修一、近づいてよく見て頂戴」
桜子が開いた割れ目の中はしとどに濡れて、綺麗で淡い桃色だった。複雑に入り組んだ形をしていて、どこに陰茎を差し入れる穴があるのか分からなかった。
修一の心の中を見通しているかのように、桜子は三本目の指で器用に花弁の入口を指した。
「……ここよ……よく聞いて、修一。ここはね……」
桜子は、かすかにうごめく濡れた花弁に指を入れた。
チュプッ……と小さく音がした。
「……赤子をつくるための穴じゃなくてよ? 本当は……」
桜子は指を抜いた。
「男女が快楽を貪り合うためだけにあるのよ」
修一は唾を飲んだ。
桜子の花弁は、そこだけが別の生き物のように、修一を誘うかのように、閉じたり開いたりしている。
そのたびに花弁から蜜のような汁があふれ、きらきらと紅い光を跳ね返す。
本当に、こんな狭い場所に入るのだろうか?
しかし修一は、一刻も早く差し込みたい情欲にあおられた。
だが、やはりためらいの気持ちもぬぐい切れない。
「修一、ここまで来てまぐわうこともしないなんて、そんな馬鹿な話ないわよ……華族の娘だからって遠慮しているの?」
「桜子さん……」
「私は……今あなたとまぐわいたいの」
『あなた』と呼ばれると修一はどこか自尊心を満たされた。
逆に『可愛い子』『いい子』のように『子』と呼ばれると反発心がわき起こる。
「……あなたが好きなの。あなたのが欲しいの……」