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絹倉家の隷嬢
第3章 耽溺
(5)
「こ……ここで、ですか?」
三河はためらいがちに言った。
桜子は黙ったままさらにガウンをたくし上げ、修一が打った鞭の痕で埋め尽くされた尻を丸出しにする。
ランプで照らされたそれを見た三河は、横目で修一をにらんだ。
にらまれても修一はひるまなかった。むしろ無意識のうちに敵意に満ちた目で三河を見返していた。
「この少年の前で……ですか?」
「三度目はないわよ? 早く来なさい」
三河は桜子の生尻を前にして躊躇しているようだ。
修一はランプを腕だけで二人の方に差し出したまま後ろを向いた。
「貴様、余計な気遣いするな!」
急に威勢よくなった三河の声に、修一は優越感を感じながら二人の方に向き直った。
すでに三河は衣服を下ろして、下半身をむき出しにしていた。ランプの明かりが三河の陰茎を照らす。その中に浮かぶ肉棒は腹を打ちそうなほどそそり立ち、修一のものとは違い太く長く、先端のふくらみは激しい段差を持ち、頂点からはわずかに漏れ出た液で光っている。
放たれる精の液の量も、全然違うのだろうか?
自分のものだって、いずれ勝手にあの大きさになるのだから気にすることはないと思いながらも、修一は三河の陰茎を苦々しく見ていた。
三河は桜子の尻を両手で抑え軽く広げると、その猛々しい陰茎を彼女の花弁にうずめた。
「アッ……」
桜子が小さな声を上げる。
修一の陰茎も、衣服の中で勃起していた。先ほど桜子の身体で体液をしぼり出したばかりなのに、まだ噴き出すことができそうだ。
「ハッ、ハッ、……」
三河は小刻みに呼吸しながら、腰を動かし出し入れする陰茎で桜子の肉壷をかき回していく。
そのたびに、桜子の花弁はヌチュヌチュと淫猥な音を立てて、陰茎が引かれる時はそれを離すまいと突き出した唇のように絡みつき、入れる時は陰茎ごと中へとねじ込まれる。
「アハアンッ……! ハアッ……!」
桜子の声が少し大きくなる。
だが、修一が鞭打っている時の比ではない。大した喘ぎ方ではないように修一には見えた。