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絹倉家の隷嬢
第4章 開錠
4.開錠
(1)
今週も、修一は絹倉邸の紅い部屋にいた。
全裸の桜子を四つん這いでスツゥルを抱きかかえさせたまま緊縛したが、鞭を持って立っているのは三河だった。
今日は修一も三河も、衣服を脱いで全裸だった。
三河の陰茎は張ってそそり立っている。修一も同様だった。
鞭を手にして桜子の後ろに立っている三河は、動かなかった。
縛られる感触ですでに頬が上気している桜子は、艶めかしさの混じった声で言った。
「やはり打てないの? 三河」
書生として世話になっている絹倉子爵の令嬢を鞭で打つのは、やはり三河には荷が重いようだった。桜子が命令をしても、桜子が悦ぶと知ってはいても、自分の手で苦痛を浴びせることはできなかった。
普通にまぐわうことはできるくせに、だ。
修一は三河に歩み寄り、彼の手から鞭を奪い取った。
三河はおとなしく引き下がった。
桜子の秘唇は、修一の鞭を待っているかのように閉じたり開いたりを繰り返している。その間から見える花弁からは、早くも蜜液があふれ始めている。
まだ癒えない傷痕が多く残る桜子の丸出しの尻に、修一は強く鞭を振り下ろした。
「ヒギャアアアァァァッッ……!!」
桜子がいつものように叫びを上げる。
修一は立て続けに桜子の尻を打った。
「アガッ、アヒッ、ヒッ……ヒイィィイイッ、ヒアアンッッ……!!」
三河は桜子の痴態に、喉をならし唾を飲み込んだ。
その時――
部屋の扉が――施錠してあるはずの扉が開く音がした。
三河が扉の方を見る。
桜子はぐったりして気づいていない。
修一も、鞭を手に呼吸を荒くして振り向いた。
扉が開けられたまま、入口に一人の若い男が立っている。
糊のきいたシャツにネクタイ、ベスト、背広を上品に着こなした、中性的で端正な顔立ちの男性だ。華奢で細身だが、三河より少し年齢は上だろうか。