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絹倉家の隷嬢
第5章 歯車
修一は、ずっと勃起していた。
幼さの残す陰茎は、修一の感情などお構いなく、純粋に桜子の身体を求めて欲情し、反り立たせて跳ねている。
修一は、自分とは別の思考で動く自身の陰茎をうらめしく思った。
「情けないな……僕は、所詮お兄さんの代わりをやらされてたのですから」
桜子はまだうなだれている。
「……もうやめておけ、糞餓鬼」
突然、三河がうつむいたままで声を出した。
修一は三河の方を向いてにらんだ。全身が、頭が、熱くたぎった。
「ああそうですよ!! 僕は餓鬼だ!! だからあなたみたいに慰み者にされていることに気づかなかったんだ!! ただの玩具だったんだ!!」
「……お嬢様を見て、何も気づかないのか?」
「気づいてますよ、悦んでるってことを!!」
「何も分かってないならもう黙れ!! だから貴様は餓鬼だというんだ!!」
三河が修一を見て叫ぶ。
彼の顔は、修一が見たことのない真剣な顔つきだった。
突然桜子がかすかな声をしぼり出した。
「……き……まって……るでしょ……ア、ハアンッ……」
修一は桜子を見た。
桜子は震える全身にまた力を入れている。
そして上を向き下を向き、身体をよじらせくねらせ、言葉を続けた。
「ンアッ……! あああ、あなた、をすきに、アハ……ンッ……なるわけ……ない……アンッ……!」
修一は歯を食いしばり、全身を小刻みに震えさせた。
その時、扉の開閉音がした。
階段を登る足音が響く。
総太郎が戻ってきたのだ。
幼さの残す陰茎は、修一の感情などお構いなく、純粋に桜子の身体を求めて欲情し、反り立たせて跳ねている。
修一は、自分とは別の思考で動く自身の陰茎をうらめしく思った。
「情けないな……僕は、所詮お兄さんの代わりをやらされてたのですから」
桜子はまだうなだれている。
「……もうやめておけ、糞餓鬼」
突然、三河がうつむいたままで声を出した。
修一は三河の方を向いてにらんだ。全身が、頭が、熱くたぎった。
「ああそうですよ!! 僕は餓鬼だ!! だからあなたみたいに慰み者にされていることに気づかなかったんだ!! ただの玩具だったんだ!!」
「……お嬢様を見て、何も気づかないのか?」
「気づいてますよ、悦んでるってことを!!」
「何も分かってないならもう黙れ!! だから貴様は餓鬼だというんだ!!」
三河が修一を見て叫ぶ。
彼の顔は、修一が見たことのない真剣な顔つきだった。
突然桜子がかすかな声をしぼり出した。
「……き……まって……るでしょ……ア、ハアンッ……」
修一は桜子を見た。
桜子は震える全身にまた力を入れている。
そして上を向き下を向き、身体をよじらせくねらせ、言葉を続けた。
「ンアッ……! あああ、あなた、をすきに、アハ……ンッ……なるわけ……ない……アンッ……!」
修一は歯を食いしばり、全身を小刻みに震えさせた。
その時、扉の開閉音がした。
階段を登る足音が響く。
総太郎が戻ってきたのだ。