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第6章 友達以上恋人未満×体の関係

頭の中がサーっと冷えていく感覚に見舞われる

ギラギラジリジリ暑い陽射しの中涼しい背筋

手は相変わらず放してもらえない

というより寧ろ体が男に近い

引き寄せられた体をずりずりと遠ざける

「俺にそーゆーこというってこたー、覚悟はできてんな？」

「ちがっ・・そんなっ・・覚悟何てっ・・やだなぁ・・」

引き攣った笑顔を貼り付け男から逃れる算段を巡らせる

あと少しで民宿にたどり着く距離がもどかしい

「あ！！」

とても大きな声を上げた菜月

「それで？」

油断作戦だったようだが通用しなかった為ため息を吐いた菜月