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青に染められて
第10章 門出
連絡を入れるべきなのかも分からずに携帯のアドレスに表示される機械的な文字と番号を一日に何度見つめるかわからない

吐出されるのは長く深いため息

友人のなっちゃんも心配してくれるが菜月には解決策がわからない

今頃二人の関係がなんだったのか、どこまで動いていいのか整理できずにいる

「練習みにいく?」

小首を傾げるなっちゃんに首を振る

「なっちゃんは・・頑張ってる?」

「?せんぱい?・・ぜーんぜん進展ないよ~」

菜月のため息と同じ息をなっちゃんも吐き出した

「あ~あ・・うまくいかないねぇ~」

菜月となっちゃんは窓の外の空を見上げてまた一つためいきを吐いた
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