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第5章 アイスと部屋と

びくびくと初めて訪れる家の内装や家具をキョロキョロと見回す

階段を上がる先で垣間見えたリビングとキッチン

明らかに自宅は菜月達以外いない様子だ

「・・なんで？・・え？・・とりあえずお邪魔・・します？・・あれ？」

菜月は混乱しながら男の腕の中で呟いた

「ぷっ」

男はその言葉に笑う

「無理やり連れてこられてるんだよね？あれ？」

彼女の混乱はまだ続いている