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青に染められて
第5章 アイスと部屋と
階段を上がって自室と思しき扉を開けると鍵を掛けた
菜月は男の腕の中でどくんと心臓を跳ねさせた
「・・・」
緊張が菜月の身体を強ばらせる
どさっと菜月の鞄や男の持っていた鞄が床に下ろされる
息を飲む菜月
シュルっと布の擦る音が聞こえると視界が遮られた
「なっなに?っなに?」
身体をバタバタとすると、ぼふんと柔らかな感触の上に体を降ろされ後頭部と瞼に布が張り付く締め付け感がある
目を開いても真っ暗な視界に更に混乱が増した
布を触ろうと上げた腕が、菜月の目的地を通り過ぎたところで両手首纏められてしまった
ぎゅっと革の感触が手首をキツくする
「なっ・・青くん!?なっなに?して?」
「動けないようにしただけだから安心しろ」
「むしろ安心から程遠いんですけどっ!?分かった・・謝るっ!!許して下さいっ・・ね?外して?・・お願い・・」
布で瞼を隠し、両手首を革ベルトでキツく縛られ拘束された彼女は囚われの小動物のように映り、首を傾げながら許しを請う様は男の加虐心を煽る
それにすら気づいてない彼女は赤い小さな唇を動かし呪文のようにお願いを口にした
にやっと笑う男は彼女の耳に口を近づけた
「今から俺の声だけを感じろ」
「え?」
菜月は男の腕の中でどくんと心臓を跳ねさせた
「・・・」
緊張が菜月の身体を強ばらせる
どさっと菜月の鞄や男の持っていた鞄が床に下ろされる
息を飲む菜月
シュルっと布の擦る音が聞こえると視界が遮られた
「なっなに?っなに?」
身体をバタバタとすると、ぼふんと柔らかな感触の上に体を降ろされ後頭部と瞼に布が張り付く締め付け感がある
目を開いても真っ暗な視界に更に混乱が増した
布を触ろうと上げた腕が、菜月の目的地を通り過ぎたところで両手首纏められてしまった
ぎゅっと革の感触が手首をキツくする
「なっ・・青くん!?なっなに?して?」
「動けないようにしただけだから安心しろ」
「むしろ安心から程遠いんですけどっ!?分かった・・謝るっ!!許して下さいっ・・ね?外して?・・お願い・・」
布で瞼を隠し、両手首を革ベルトでキツく縛られ拘束された彼女は囚われの小動物のように映り、首を傾げながら許しを請う様は男の加虐心を煽る
それにすら気づいてない彼女は赤い小さな唇を動かし呪文のようにお願いを口にした
にやっと笑う男は彼女の耳に口を近づけた
「今から俺の声だけを感じろ」
「え?」