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浮気断定社
第9章 依頼人 瑠璃
日も傾き始めた頃、綺麗とは言いがたいが
まるで映画のセットのような昭和の探偵事務所が出来上がった。
「よーし」
そう言って洋ちゃんが取り出したのは
"秘密探偵社"と書かれた紙切れ。
それを扉にガムテープで貼り付け
「ようこそ"秘密探偵社"へ」
と言ってニカッと笑った。
「麗子、引っ越し蕎麦だ」
「はあ?!私が奢るの?」
麗子があからさまに不機嫌な顔をした。
「そうだよ
開業祝いだ。
俺は昨日の競馬でスッちまったから
金はない」
「まったく、前途多難ね」
「大丈夫!もう依頼人はいる。
なあ、瑠璃」
瑠璃はビックリして麗子を見た。
「はいはい。瑠璃の弁護人は私です。
蕎麦でも寿司でも好きなものとってちょうだい」
洋ちゃんはニカッと笑った。
「さすが麗子
話早いねぇ」
そう言って洋ちゃんは早速出前の電話をかけていた。
まるで映画のセットのような昭和の探偵事務所が出来上がった。
「よーし」
そう言って洋ちゃんが取り出したのは
"秘密探偵社"と書かれた紙切れ。
それを扉にガムテープで貼り付け
「ようこそ"秘密探偵社"へ」
と言ってニカッと笑った。
「麗子、引っ越し蕎麦だ」
「はあ?!私が奢るの?」
麗子があからさまに不機嫌な顔をした。
「そうだよ
開業祝いだ。
俺は昨日の競馬でスッちまったから
金はない」
「まったく、前途多難ね」
「大丈夫!もう依頼人はいる。
なあ、瑠璃」
瑠璃はビックリして麗子を見た。
「はいはい。瑠璃の弁護人は私です。
蕎麦でも寿司でも好きなものとってちょうだい」
洋ちゃんはニカッと笑った。
「さすが麗子
話早いねぇ」
そう言って洋ちゃんは早速出前の電話をかけていた。