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浮気断定社
第9章 依頼人 瑠璃
「あの子はね私の愛した人の子。
 でもそれは人に知られてはならないの。
 だからずっと冷たくしてきた。
 あの子を見ると私が彼にされてきたことを思い出すから...」

「でも瑠璃の父親は誰かわからないと」

洋輔は疑問を口にした。

「そうね、あの頃は仕事をとるためにいろんな男に抱かれていたから。

 でもね。女って分かるものなのよ。
 誰の子供かってこと。
 DNAを調べた訳じゃないけど
 妊娠したときに分かった。
 あのときの子だって。

 産まれてきた瑠璃を見たとき確信した。
 "彼の子"だって。
 でもそれは誰にも知られてはいけないことなの。
 だから離婚するときも揉めるフリをした。
 最初から夫に親権を渡す気なんてなかったし
 あの男が欲しがるとも思わなかったわ」

そこまで話すと女は立ち上がり窓の外へ視線を移した。

「大事なお子さんだったんですか?」

洋輔は女に疑問を投げる。

女は困った顔をした。

「大事な子...
 その表現は違うわね。

 所詮、私はあの人のオモチャだった。
 私が愛されたことはない。
 あの人を好きだったからあの人の言葉に逆らえなくて
 言われるがまま、恥体を晒し続けた。
 あの人に喜んで欲しくて。
 女優になれたのもあの人のお陰かも。
 あの人の望む女を演じ続けたわ。
 どんな命令も受け入れた。
 私は彼の性奴隷だったわ。
 あの人の被虐に耐え、苦痛を堪えると
 あの人は優しく抱いてくれた。
 そして種をくれる。

 そのご褒美があの子なの」

女は何かを思い出すようにうっとりとした顔をした。

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