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浮気断定社
第9章 依頼人 瑠璃
タクシーが横付けした店は海外の高級ブランドのショップだった。
洋ちゃんはそのままズンズンと近づいていく。
いかついドアマンが洋輔を見て扉を開けた。
ーーこんな風貌の洋ちゃんをあっさりいれちゃうなんて
高級ブランドも大したことないんだ
と瑠璃が思っていると
奥からスーツを来た紳士が現れた。
「いらっしゃいませ 香川さま」
慇懃に頭を下げる。
「ん~
この子に似合う服を上から下まで揃えて。
これからデートなんだ」
「かしこまりました」
その紳士はにっこり笑って近くにいた女性店員を呼ぶ。
「さあ、こちらへ」
私は女性店員に連れられ奥へと連れていかれそうになる。
「洋ちゃん」
「大丈夫。いい女にしてもらえ」
洋ちゃんは笑っている。
「香川さまはどうぞこちらへ」
洋ちゃんは紳士に案内されてVIP と書かれた扉へ向かっていった。
「あ、そうだ。
宝石屋呼んでもらっていい?
瑠璃は高校生だから赤い箱より青だな」
「かしこまりました」
「あ、オープンハートなんて持ってくるなよっていっといて」
「かしこまりました」
紳士は笑っている。
洋ちゃんは扉のなかに消えた。
私は女性に連れられ着せ替え人形のように服をあれやこれや着せられていた。
ーーベティさんの時と一緒だわ...
少々うんざりし始めた頃
「お、それいいな」
清楚なお嬢様スタイルのワンピースを着ている私に洋ちゃんが声をかけてきた。
「これになさいますか?」
店員が洋輔に聞いた。
「ああ」
洋輔は返事をしてそのまま支払いにいってしまった。
洋ちゃんはそのままズンズンと近づいていく。
いかついドアマンが洋輔を見て扉を開けた。
ーーこんな風貌の洋ちゃんをあっさりいれちゃうなんて
高級ブランドも大したことないんだ
と瑠璃が思っていると
奥からスーツを来た紳士が現れた。
「いらっしゃいませ 香川さま」
慇懃に頭を下げる。
「ん~
この子に似合う服を上から下まで揃えて。
これからデートなんだ」
「かしこまりました」
その紳士はにっこり笑って近くにいた女性店員を呼ぶ。
「さあ、こちらへ」
私は女性店員に連れられ奥へと連れていかれそうになる。
「洋ちゃん」
「大丈夫。いい女にしてもらえ」
洋ちゃんは笑っている。
「香川さまはどうぞこちらへ」
洋ちゃんは紳士に案内されてVIP と書かれた扉へ向かっていった。
「あ、そうだ。
宝石屋呼んでもらっていい?
瑠璃は高校生だから赤い箱より青だな」
「かしこまりました」
「あ、オープンハートなんて持ってくるなよっていっといて」
「かしこまりました」
紳士は笑っている。
洋ちゃんは扉のなかに消えた。
私は女性に連れられ着せ替え人形のように服をあれやこれや着せられていた。
ーーベティさんの時と一緒だわ...
少々うんざりし始めた頃
「お、それいいな」
清楚なお嬢様スタイルのワンピースを着ている私に洋ちゃんが声をかけてきた。
「これになさいますか?」
店員が洋輔に聞いた。
「ああ」
洋輔は返事をしてそのまま支払いにいってしまった。