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浮気断定社
第9章 依頼人 瑠璃
店員がズラリとならんで瑠璃たちを見送る。

洋輔は

「ありがとう」

と軽く手をあげて店を出た。

「洋ちゃん...」

聞きたいこと言いたいことがたくさんある瑠璃の唇を洋輔の人差し指が塞ぐ。

「まあ、いいから。
 今日は大人のデートに付き合え」

そう言う洋輔もいつのまにかこざっぱりとして
スーツ姿に着替えていた。

ーー洋ちゃん...
  カッコいい

見とれる瑠璃の視線に気づいた洋輔は

「あんまりカッコいいからって
 惚れるなよ」

と笑って歩き出した。

「待って、洋ちゃん」

追い付いた瑠璃の手を洋輔が繋ぐ。

「デートだからな」

瑠璃はドキドキしてうつ向いた。

「可愛いなぁ」

洋輔は瑠璃の髪にキスをした。

手を繋ぎながら繁華街の歩道を歩く。
瑠璃はデートの経験がない。
ただ手を繋いで歩くだけでこんなに嬉しいものなんだと頬を緩ませていた。

「飯食うぞ」

洋輔が立ち止まった店はいかにも高級そうなフレンチレストラン。
おおよそ『飯』という言葉が似合わない店だ。

瑠璃は洋輔に手を引かれるまま緊張しながら店の門を潜った。
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