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第9章 依頼人　瑠璃

瑠璃は洋輔の動きに頭と心を解放した。

何も考えず素直に感じてみることにした。

「洋ちゃん　キスして」

洋輔は優しく笑って唇を重ねた。

そっとなぞるように這う舌が
瑠璃の心に波をたたせる。

ーー洋ちゃんが...好き

瑠璃の心をそんな感情が支配してくる。

そう思ったらもっともっと洋ちゃんが欲しくなった。

洋輔を力一杯抱き締める。

洋輔の舌に自分の舌を絡め
心をキュンと掴む切ない心地よさに
洋輔がまさぐる蜜口から愛液が零れるのを感じる。

「瑠璃、気持ちいいか？」

瑠璃は洋輔を見つめ頷く。

「洋ちゃん、もっと洋ちゃんが欲しい。
　洋ちゃんでいっぱいにして」

洋輔はフッと笑う。

「エッチなお嬢ちゃんだ」

洋輔は蜜口から指を抜き
自分のペニスにゴムを被せた。

そしてまた瑠璃にキスをして強く抱き締めた。

「いいか？」

瑠璃は洋輔を見つめて頷いた。

洋輔が瑠璃の足を開きそっとペニスを押しあてる。

瑠璃はギュット目を閉じた。

少しずつ洋輔が入ってくる。

瑠璃は体を強張らせた。

洋輔が瑠璃の手を握り

「大丈夫。
　怖くない」

耳もとで囁く。

「瑠璃、息を吐いて力抜いて。
　俺を感じて」

瑠璃は固くつぶった目をゆっくりと開き
はっと息を吐いて力を解放した。