この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
浮気断定社
第9章 依頼人 瑠璃
翌朝、食堂で酔いつぶれて寝ている大人たちに

「あーずるーい!
 瑠璃の誕生日してた!!!!」

甲高い子供たちの声が響き渡る。

頭を押さえて起きた大人たちは

「ごめんごめん」

と言いながらそれぞれの部屋に退散したり
家路へと向かった。

「大丈夫よ。今日はみんなとやるから心配しないで」

爽やかに答えているのは女将だ。
女将も遅くまで飲んでいたはずなのに
きちんと子供たちの朝食を用意していた。

子供たちが食事を始めた頃瑠璃が食堂に入ってきた。

「あー!
 不良瑠璃だ!」

「不良瑠璃?!」

瑠璃は面食らう。

「だってぇ 朝帰りだったんだろ?」
「彼氏と一緒だったの?」
「やらしーなー」

子供たちは悪気もなく微妙な世界に土足で踏み込んでくる。

「なっ...
 何言ってるの?
 大体朝帰りしてないし」

瑠璃は口の減らない子供たちに反撃する。

「俺見たぜ、瑠璃がスポーツカーに乗った男とキスしてた」

「えーー!!」

食堂は甲高い子供たちの叫び声に包まれる。

ーー見られてた...

瑠璃は深ーい溜め息をつく。

「ほら、もうそれくらいにしなさいな。
 みんな学校に遅れちゃうわよ。
 瑠璃ちゃんもご飯食べちゃって」

女将が笑いながら助け船を出してくれた。

/257ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ