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浮気断定社
第9章 依頼人 瑠璃
瑠璃が玄関で靴を履いているとランドセルを背負った子供たちがまとわりつく。
「瑠璃ー。今日は早く帰ってこいよ。
俺たちだってケーキ食いたいからな」
「わかった」
瑠璃はにっこり笑い返す。
「瑠璃、今日は彼氏とチューするなよ」
「は?」
「瑠璃のえっちー」
子供が数人になると面倒だ。
「いってきまーす」
と元気に飛び出した子供たちは瑠璃を囲んで
「るーりのえっち」
と囃し立てる...
「こら!いい加減にしなさいよー!!!」
瑠璃は子供たちを追いかけていた。
子供たちの逃げ足は早く
あっという間に角を曲がり小学校へと向かっていった。
「じゃーなー 不良瑠璃ー!!」
とはしゃぎながら消えていく。
「あとで覚えときなさいよ!」
瑠璃は走り去る子供たちの背中に大声を張り上げていた。
ーー朝から走りすぎて疲れた。
瑠璃は膝に手をついて息を整えていた。
「くくくっ」
瑠璃の後ろから笑い声がする。
振り向いた瑠璃の目に同じ制服の男子が目に入った。
ーーだれ?!
見られてた?!
「おはよう。綾瀬さん」
驚いたことにその人は瑠璃の名前を知っていた。
「おはよう...」
「佐伯だよ。
綾瀬さん酷いな
同じクラスなのに覚えてくれてないの?!」
佐伯と名乗った男子は苦笑いしてる。
「あ...ごめんなさい」
思わず瑠璃は下を向く。
「瑠璃ー。今日は早く帰ってこいよ。
俺たちだってケーキ食いたいからな」
「わかった」
瑠璃はにっこり笑い返す。
「瑠璃、今日は彼氏とチューするなよ」
「は?」
「瑠璃のえっちー」
子供が数人になると面倒だ。
「いってきまーす」
と元気に飛び出した子供たちは瑠璃を囲んで
「るーりのえっち」
と囃し立てる...
「こら!いい加減にしなさいよー!!!」
瑠璃は子供たちを追いかけていた。
子供たちの逃げ足は早く
あっという間に角を曲がり小学校へと向かっていった。
「じゃーなー 不良瑠璃ー!!」
とはしゃぎながら消えていく。
「あとで覚えときなさいよ!」
瑠璃は走り去る子供たちの背中に大声を張り上げていた。
ーー朝から走りすぎて疲れた。
瑠璃は膝に手をついて息を整えていた。
「くくくっ」
瑠璃の後ろから笑い声がする。
振り向いた瑠璃の目に同じ制服の男子が目に入った。
ーーだれ?!
見られてた?!
「おはよう。綾瀬さん」
驚いたことにその人は瑠璃の名前を知っていた。
「おはよう...」
「佐伯だよ。
綾瀬さん酷いな
同じクラスなのに覚えてくれてないの?!」
佐伯と名乗った男子は苦笑いしてる。
「あ...ごめんなさい」
思わず瑠璃は下を向く。