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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
「連れないのね。
ま、いいわ。
依頼は受けてもらうわ」
女は何も言っていないのにハンカチを広げるとソファーに広げ腰を下ろした。
洋輔は面倒くさそうに隣に座る助手に目で合図した。
助手は黙って立ち上がり女の前に座る。
「ご依頼の用件は?」
「夫の浮気調査よ」
女は顔色も変えずに言う。
「ご主人の浮気調査ですね。
ご主人の浮気の事実確認が出来れば宜しいですか?」
助手は淡々と尋ねる。
「そうね...
その先は弁護士に依頼するから。
ね、香川さん」
女は洋輔を見る。
「悪いが俺には良心ってものがあってな
あんたのような下等の相手をする気はないんだよ」
洋輔は女を一瞥した。
ま、いいわ。
依頼は受けてもらうわ」
女は何も言っていないのにハンカチを広げるとソファーに広げ腰を下ろした。
洋輔は面倒くさそうに隣に座る助手に目で合図した。
助手は黙って立ち上がり女の前に座る。
「ご依頼の用件は?」
「夫の浮気調査よ」
女は顔色も変えずに言う。
「ご主人の浮気調査ですね。
ご主人の浮気の事実確認が出来れば宜しいですか?」
助手は淡々と尋ねる。
「そうね...
その先は弁護士に依頼するから。
ね、香川さん」
女は洋輔を見る。
「悪いが俺には良心ってものがあってな
あんたのような下等の相手をする気はないんだよ」
洋輔は女を一瞥した。