この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
美樹は思い出したように携帯を取り出した。
「今六本木にいるの。
すぐに来て。
そう、いつもの店よ。
麻布?
六本木だっていってるでしょ!!」
美樹は怒鳴り付けると携帯を切り鞄にねじ込んだ。
美樹はクラブの扉を開けた。
少し前まではディスコと呼ばれ威圧感のある黒服と呼ばれるガードマンが客の品定めをしていた場所。
入口の黒服が美樹に気付きインカムで何か話している。
「六条さま。
ようこそ。
ただいまVIPルームをご用意いたしますのでしばらくお待ちください」
黒服が美樹に営業スマイルを向ける。
「踊ってるから用意ができたら呼んで」
そう言って荷物を手渡した。
お立ち台クイーンと呼ばれた美樹が踊り出すと小さな和が出来、男たちが囲み始めた。
30を過ぎても美樹の美貌とボディラインは崩れていない。
下心のある男たちが群がっていた。
一躍り疲れた美樹がカウンターで飲み物を飲んでいると黒服が現れVIPルームへ案内する。
「いつものツレが来るから案内してきて」
美樹はソファーに座りタバコをくわえると黒服に言った。
「かしこまりました」
黒服は慇懃に頭を下げて出ていった。
「今六本木にいるの。
すぐに来て。
そう、いつもの店よ。
麻布?
六本木だっていってるでしょ!!」
美樹は怒鳴り付けると携帯を切り鞄にねじ込んだ。
美樹はクラブの扉を開けた。
少し前まではディスコと呼ばれ威圧感のある黒服と呼ばれるガードマンが客の品定めをしていた場所。
入口の黒服が美樹に気付きインカムで何か話している。
「六条さま。
ようこそ。
ただいまVIPルームをご用意いたしますのでしばらくお待ちください」
黒服が美樹に営業スマイルを向ける。
「踊ってるから用意ができたら呼んで」
そう言って荷物を手渡した。
お立ち台クイーンと呼ばれた美樹が踊り出すと小さな和が出来、男たちが囲み始めた。
30を過ぎても美樹の美貌とボディラインは崩れていない。
下心のある男たちが群がっていた。
一躍り疲れた美樹がカウンターで飲み物を飲んでいると黒服が現れVIPルームへ案内する。
「いつものツレが来るから案内してきて」
美樹はソファーに座りタバコをくわえると黒服に言った。
「かしこまりました」
黒服は慇懃に頭を下げて出ていった。