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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
「あんたに頼みがある。
瑠璃を守ってくれ」
洋輔は飯田に体を向けて真剣な眼差しで言った。
「守るって...
どうやって?」
「美樹が動き出した。
常務が瑠璃を呼びつけて美樹に渡しちまうかもしれない。
もしかしたら先に下手を打った常務自身が囲っちまうかもしれねぇ。
そうならないように見ててくれ」
「でも、僕は営業ですから常に社内にいる訳じゃ...」
洋輔はニヤリと笑う。
「これを瑠璃に持たせる」
洋介が取り出したのは赤い石のついたネックレスだった。
「これ、ルビーですか?!」
飯田が目を丸くして呟いた。
「アホか?
ガラス玉とルビーの見分けもつかないなんて
あんたが買った給料3ヶ月分のエンゲージリングも本物かどうかわからねぇなぁ」
洋輔はあきれた顔で言った。
瑠璃を守ってくれ」
洋輔は飯田に体を向けて真剣な眼差しで言った。
「守るって...
どうやって?」
「美樹が動き出した。
常務が瑠璃を呼びつけて美樹に渡しちまうかもしれない。
もしかしたら先に下手を打った常務自身が囲っちまうかもしれねぇ。
そうならないように見ててくれ」
「でも、僕は営業ですから常に社内にいる訳じゃ...」
洋輔はニヤリと笑う。
「これを瑠璃に持たせる」
洋介が取り出したのは赤い石のついたネックレスだった。
「これ、ルビーですか?!」
飯田が目を丸くして呟いた。
「アホか?
ガラス玉とルビーの見分けもつかないなんて
あんたが買った給料3ヶ月分のエンゲージリングも本物かどうかわからねぇなぁ」
洋輔はあきれた顔で言った。