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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
「じゃ、送り届けたからな」
マンションの前に車を止めると洋輔はそう言った。
「洋ちゃん、降りないの?」
「何で火中の栗を拾うような真似ができる。
栗は冷めてから食うもんだ」
「そう...」
瑠璃は車から降り、洋輔が開けた窓に顔を近づけ
「洋ちゃん
本当にありがとう。
最近辛いことばっかりだったから
気分転換できて良かった。
洋ちゃんの条件
ちゃんとクリアする。
少し時間かかるかも知れないけど...」
「ああ。
辛いかもしれないが
すべて瑠璃のためだ」
洋輔は優しく笑った。
「うん、
ありがとう」
「あーー!!
やっと帰ってきた!」
マンションのエントランスから大声でこちらに走ってくる麗子が見えた。
「やべっ
じゃあ、またな」
洋輔はそう言うと愛車のアクセルを踏み込んだ。
マンションの前に車を止めると洋輔はそう言った。
「洋ちゃん、降りないの?」
「何で火中の栗を拾うような真似ができる。
栗は冷めてから食うもんだ」
「そう...」
瑠璃は車から降り、洋輔が開けた窓に顔を近づけ
「洋ちゃん
本当にありがとう。
最近辛いことばっかりだったから
気分転換できて良かった。
洋ちゃんの条件
ちゃんとクリアする。
少し時間かかるかも知れないけど...」
「ああ。
辛いかもしれないが
すべて瑠璃のためだ」
洋輔は優しく笑った。
「うん、
ありがとう」
「あーー!!
やっと帰ってきた!」
マンションのエントランスから大声でこちらに走ってくる麗子が見えた。
「やべっ
じゃあ、またな」
洋輔はそう言うと愛車のアクセルを踏み込んだ。