この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
「何か用かな?」

矢崎は振り向かずに声をかけた。

「それはこっちのセリフだ」

後ろの男が矢崎に答える。

「知り合いがこのマンションに入っていったのが見えたんだが
 彼女の家はここではなかった気がしてね」

矢崎は足を止めた。

「そうか。
 引っ越したんだろう」

後ろの男も矢崎から数歩離れたところで止まった。

「ちょっと気になっただけだ。
 ここは保護施設だろう?」

「なんでそう思う?」

男は声音を変えなかった。

「見かけた子供の表情に見覚えがあってな」

そういった矢崎も親を幼いころに亡くし児童養護施設で育った。

「そうか。
 まあ、そう見えるならそうなんだろう」

「否定はしないのか?」

「あんたは危害を加えそうもないからな」

矢崎は振り向いた。
/257ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ