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甘い香
第2章 いじめ対策は新たな受難の始まりで
(ホストの方が似合ってるんじゃないか?)
そう思ったのは強ち、間違いではなかったと後々分かるのだが……
まぁ、男の俺から見ても先生はカッコイイ部類に入る容姿をしていた。
「そうだ。注意事項がある。部活は俺が認めたもの、もしくは俺が所属する部活以外は禁止だから」
「は?何でですか!?」
「当たり前だろ。自らオオカミの中に飛び込んで行く気か?」
「うっ、それは……もともと、やるつもりはなかったので安心して下さい!」
そんなに危険なのか、この学校。
俺の夜のお手伝いがバレたら、何されるかわからないな。しっかりと秘密は隠しておかなければ。
ーーと、思っていたのにあっさりと見つけられ、キスまでされてしまったのだ!
迎えた翌日の朝。
先生にバレているのか分からない今、気付いて無いことを祈るばかり。
「でも、先生もホストやってたよね…」
副職は認められてはいない。
先生だってマズイ立場のはず…
悶々と頭を悩ませているうち、教室のドアが開いた。
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