この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第4章 涙月
 サヨンは懐からいつも持ち歩いている手鏡を取り出した。トンジュが挿してくれた簪がよく見えるように持ち、映してみる。
「とても素敵だわ。これは玉ね? 高かったでしょうに」
 簪(ピニヨ)は銀製で、その先には黄玉(ブルートパーズ)の玉石が光っている。花蕾を象った銀の枠の中に煌めく蒼い滴が宿っていた。まるで今、紫紺の空に浮かぶ月の光を集めたかのように夜闇の中できらきらと煌めきを放つ。
/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ