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とあるオクサマのニチジョウ
第8章 ドキドキオクサマ
線路沿いの小さな公園。
ブランコやジャングルジムに、小さな砂場と木製のベンチが端と端で向かい合って二つ。
後は、男女兼用の古びた公衆トイレがあるだけだった。
「……あうぅ……」
公園の奥へと進み、ベンチの一つに崩れるように座る。
背もたれに背中を預け、だらし無くミニスカートから伸びた脚を投げ出す。
依然として、胸の強い鼓動は治まらない。
…や…やっぱりぃ……
気になっていた胸元へと視線を落とせば、胸元に深い谷間を覗かせた先にはこんもりとした二つの山。
ピチッと肌に張り付いたシャツは胸の形を露わにし、その頂はプクッと持ち上っていた。
…あの中の誰かに……見られちゃった…かもぉ……
駅前通りに出る路地の曲がり角で立ち尽くしていた時を思い出す。
通り過ぎる人とはそれなりの距離があった。
それでも、体中に舐め回すような視線を向けられていたと思い込んでいる恭子。
…きっと…私のおっぱいとか乳首見て……噂されたり……
…もしかしたら…オカズとかにもぉ……
姿を見た男たちが頭の中で犯しながらモノを扱く妄想が膨らんでいく。
…一体…頭の中で…どんな事………
視界に何も感じなくなる程、妄想に耽る恭子。
荒々しく犯されていく妄想を繰り広げては、ドキドキと胸の鼓動を早めていった。