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とあるオクサマのニチジョウ
第8章 ドキドキオクサマ
 
 ギュッと瞳を閉じ、艶やかな唇を軽く噛んで声を堪える。


…ダメ……ダメ…なのぉっ……


 妄想の中の男たちに懇願する恭子。

 ベンチに座る恭子の脚が徐々に開かれていく。

 ただでさえ、男好きのする肉付きの良い太腿が露わになる程のミニスカート。

 ベンチに座れば、現れる太腿の面積は立っている時の比ではなく、その大部分が晒されていた。

 開かれる脚によって、裾が股間へと上がっていく。


…あぁっ……こんなトコで……見えちゃうぅっ………


 頭の中では、背後から胸を鷲掴みにされ、二人の男に無理矢理に脚を開かされていた。

 露出の緊張が荒々しい妄想を沸かせる。


…んぁあ……ダメ……ダメ…なのにぃっ………


 また、人気が無いという安心感が、心の片隅に残っていた。

「んふぅ…んんぅっ……」

 唇を噛む力が増していく。

 それでも、押し寄せてくる興奮が熱く鼻を鳴らせる。

 恭子の両脚を掴む妄想の男たちの腕に力が込められた。


…んあぁ……私……外でぇ……


 ベンチに浅く座り、投げ出していた両脚が肩幅以上に開いた。

 綺麗に整えた陰毛を飾る恥丘に太陽光の温かさを感じる。

 瞳を開けなくても、最早、下半身を隠している物は無いと察する。

 明るい陽射しの元で、胸やワレメを晒している淫らな姿を思い浮かべると、恭子の体は火照りを強めていった。
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