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とあるオクサマのニチジョウ
第8章 ドキドキオクサマ
…私…あんなにぃ………
トレイを胸に抱いて佇む恭子は、昼間の情景を思い出しては胸の鼓動を早める。
一度も恭子の存在に気付かなかった、鈍感過ぎる男が立ち去った公園。
過度の緊張と興奮を与えられた恭子は、ベンチの上で幾度と絶頂を迎えた。
途中で、公園の脇を電車が走り抜けていった。
速度を落として走る電車を視界に入れ、恭子は指の動きを激しくさせた。
今までのオナニーよりも強く激しい絶頂。
終えた後は気怠く、陽射しが夕日へと変わるまで、無防備にベンチの上で四肢を投げ出して吐息を荒くさせていた。
…露出……凄いぃ………
鬱積していたストレスから逃げる捌け口を性的興奮に求めた恭子。
慌てて喫茶店のバイトへ来た今も、制服の下に下着は無かった。
公園で淫らな痴態を晒したところで、ノーブラやノーパンに慣れる事は無い。
ましてや、昼間を思い出せば、鼓動は落ち着く暇が無かった。
一日の大半を淫らに過ごす恭子。
鼓動が早まっているこの時ばかりは、正行の事も自らの罪悪感も忘れていた。
「………さん? ………んだけど…?」