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とあるオクサマのニチジョウ
第10章 決意のオクサマ
 
 杏子と正俊との淫らな一夜を過ごしてから数日が経っていた。

 夫の正行は帰ってきたものの、恭子とは擦れ違いの生活を送っていた。

 当然、肌を合わせる事も無く、肉欲に火が着いた恭子は昼間に自らを慰めていた。

 マスターや正俊と杏子たちと肌を合わせた事を思い出しては、オモチャを激しく動かして喘ぐ。

 下着を着けずに薄着で買い物に行けば、露出する興奮に帰宅早々快楽に溺れる。

 そして、喫茶店へと出勤すれば、最早、マスターの性的干渉にも抗う事が出来なくなっていた。

 言われれば興奮を覚えて言われた通りになり、強要されれば子宮を疼かせて受け入れる。

 恭子を若い女として相手にしなくなった夫よりも、自らの肉体に溺れてくれる他の男に悦びを覚えていた。

 そして、今も、客が居ながらも、カウンターの中で尻を丸出しにされて弄ばれる事に体を火照らせていた。

 骨折とは名目だけの怪我。

 恭子がカウンターに居ても怪しまれない嘘。

 客からの視線が途切れれば、マスターの吊っていた筈の腕は恭子の尻へと伸びていく。

 指先で尻肉を割り広げ、アナルからワレメへと擦りあげる指先。

 言われなくとも肩幅に開いた脚の付け根には、早くもイヤらしいおツユが垂れていた。


…私ぃ……どんどん…イヤらしい女に…なってるぅ………


 以前にも増して、感度が良くなり濡れやすくなった淫らなカラダ。

 熱い吐息を堪えながらも、マスターの指先が与える刺激に早くも膝がガクガクと震えて脱力しそうになっていた。
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