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とあるオクサマのニチジョウ
第10章 決意のオクサマ
 
 抗う事も無く、快感に喘ぐ事を堪えていれば、マスターの指先は大胆さを増していく。

「…っんっ!? ん…くぅ……」

 恭子の柳眉が更に寄り、眉間に深い皴が刻まれる。

 股間を擦りあげていた指先。

 親指がアナルへと突き挿さり、中指がワレメを擦り付け始めた。

 不意にカラダを突き抜けた刺激。

 電気が走ったかのように、カラダの中心を走り抜けた快感に、恭子は唇を噛んで声を抑えた。

「あぁ…っと……。良いかな?」

 常連客の声に肩がビクッと跳ね上がる。

「あ…。何でしょう?」

 突然の事にも、平然と受け答えるマスター。

 恭子の尻を弄んでいた腕は、いつの間にか吊されている素早さ。

「えっと。そろそろ……」

「あぁ。お会計…ですね」

 刺激の余韻に身動き出来ない恭子に代わって、レジへと向かうマスター。

 恭子の背後を通り過ぎる間際に、小さく言葉を吐き出した。

「恭子さん…。この後も…しっかり頼みますよ」

 小声で吐き出された言葉の意味が瞬時に理解出来た恭子。

「は、はいぃ……」

 小さく返事した恭子のカラダは早くも子宮の疼きを強めた。


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