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とあるオクサマのニチジョウ
第11章 Scene.01
 
 一気にカラダの火照りが増す。

 脳の白い靄が濃くなっていく程の興奮が恭子を襲う。


…あれ一枚だけでも…こんなに…違うのぉ…?………


 手にしたマイクロミニのスカート。

 今、恭子のカラダを包んでいるのは、太腿を半分程度隠すサマーセーターだけだった。

 マイクロミニよりは長い裾。

 しかし、生地の軽さはスカートよりも軽く、いつにも増して捲れ易くなっていた。


…こんな恰好で私……彼処を………


 まだ人通りの多い駅前を歩くと思うと、カラダが目まぐるしく反応する。

「んふぅ…ふぅ………」

 興奮で鼻息が荒くなり、頭がクラクラとしてくる。

 カラダ中がうっすらと汗ばんで、乳首をムクムクと固くさせていく。

 ジンジンとしていた子宮は更に疼きを強め、おツユを拭き取った筈のワレメは再び潤みを出し始めていた。

 いつもよりも、大胆さを増した恰好。


…もう…私………すっかり痴女よねぇ………


 露出の快感に囚われ、興奮に酔い痴れる事に虜になった恭子。

 新たな性癖に因って、淫らになっていく事に自嘲しながらも、それに抗う事は出来なかった。

 スカートをバッグに入れて、個室の鍵に指を掛ける。

 鍵を開けて外へと踏み出せば、薄いサマーセーター一枚だけのイヤらしい姿を晒す。

 ドキドキと胸の鼓動が一段と速まる。

 鍵に掛けた指先に力を込めた時だった。

「………だってさぁ」
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