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とあるオクサマのニチジョウ
第12章 Scene.02
絶頂の余韻に思考が纏まらないながらも、恭子は疑問を口に出す。
いつもなら喫茶店のカウンターやテーブル、トイレなどで肌を合わせていた。
それを、わざわざ喫茶店から露出をしながら、ホテルまで移動した理由が分からなかった。
「私をぉ…興奮させるってのは分かるけどぉ………」
恭子は苦笑を浮かべた儘で答えないマスターに、ムギュッと胸を押し当てながら言葉を続けた。
「まぁ……たまには……ちゃんとした場所でね………」
歯切れの悪いマスターの言葉。
「それに、恭子さんのトコは……今日も帰って来ないみたいだし………。
ウチも……ねぇ………。だから…たまにはゆっくりと………」
マスターの言葉に、恭子は蕩けた表情から複雑な表情へと変える。
正行の事よりも、マスターの妻の事が心中に蘇る。
マスターと同様に、恭子の事を可愛がってくれていた妻。
病気がちの妻からマスターを寝取っている罪悪感が込み上げてくる。
「でも……恭子さんに迷惑を掛けるつもりはないからね」
曇り始めた恭子の表情に、取り繕うようなマスターの言葉。
恭子は、浮かべていた苦笑を無理矢理抑えたマスターの顔を見詰める。
「それに……寂しい恭子さんのカラダは…まだ……ね」
「んあっ………」
依然としてアナルにローターを飲み込み、ワレメにモノを咥えた儘だった恭子。
マスターが腰を突き上げた衝撃と、不意の刺激に思わず柳眉を寄せて声を洩らす。
「で、でもぉ………」
「ほら……恭子さんのアソコ……またキュッとして………」
気が晴れない恭子の言葉を遮って、マスターの両手は恭子の尻肉を鷲掴みにする。
恭子の股間を自らの下腹部へと押し当てるように動かせば、恭子はその刺激に熱い吐息を洩らすしかなかった。
「あっ…あっ……また……始まっちゃ……うぅんっ」
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