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とあるオクサマのニチジョウ
第12章 Scene.02
 
「んっ…うぅ………」

 埋め込まれただけのローターが腸内を転がる刺激に、恭子は柳眉を寄せて呻く。

 意識がアナルに向き、再び、フロアへと歩みを進める程に過敏に刺激を感じ取る。

 内股を擦り合わせ、微かにクチュクチュと淫猥な水音を流しながらテーブル席へと辿り着く。

 恭子は左腕をテーブルに軽く着きながら、上体を倒して右腕を動かしてテーブルの上を拭き始めた。

 僅かにスカートが擦り上がっただけでも、尻や股間に感じる外気の量が増した感覚にカラダを火照らせる。

「…っ……ふぅっ………」

 ローターの刺激を更に意識させられ、一段と顔を顰めて声を抑える。

 それでも、テーブルを拭く手は動きを止められない。

 胸元のボタンを大胆に数個外して深い谷間を覗かせる胸を揺らしながら、ローターの刺激に堪えるしかなかった。

 胸と紅潮した表情が窓ガラスに写り込む。

 外からは丸見えの店内。

 相変わらず、イヤらしい姿を晒している事を思い知らされると、恭子の興奮は昂る一方だった。

 裾が擦り上がったスカートは、尻の僅か下までしか隠していない。

 内股にイヤらしいおツユが垂れる程、ワレメを濡らしている興奮が恭子を肉欲の渦へと巻き込んでいく。

 そんな恭子の後ろ姿をカウンターから眺めていたマスターの右手が動いた。
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