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とあるオクサマのニチジョウ
第13章 Scene.03
黒い髪をツインテールにした、整った顔立ちの女の娘がそこに居た。
細い顎の左の口元にあるホクロ。
セーラー服に身を包み、今時の女の娘らしく、スカートは膝上よりも短く詰められていた。
何より、恭子の目は、異様に盛り上がっている胸の膨らみに向いていた。
…私より……ありそう………
見た目に150センチもあるか分からない低い身長。
それなのに、胸だけが異様に盛り上がり、セーラー服の胸元から谷間が覗けそうな勢いだった。
「うわぁ。お姉さん、綺麗だねぇ。それにおっぱいも凄っ」
「あ、ありがと………」
女の娘の言葉に素直に喜べない恭子の視線は、依然として女の娘の胸に向いていた。
声と身丈は幼く感じさせても、体つきは平均以上に成熟している女の娘。
「でも、そんなえっちい姿してたら襲われちゃうよ?」
目をキラキラと輝やかせていた女の娘の顔に眉が寄る。
「あ、あは………。そ、そうねぇ………」
若々しく、何の汚れも知らないような女の娘を前に、男のモノで喘いでは敏感に開発された淫らな体でいる事に後ろめたさを覚える恭子。
「そ、それで………」
気持ちを切り替えようと口を開いた恭子だったが言葉に詰まる。
「え、えっと……貴女………」
「真希っ。真希は真希って言うのっ。中学三年なんだよっ」