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とあるオクサマのニチジョウ
第13章 Scene.03
「そ、それで…真希ちゃんは……いつも此処で………」
中学三年女子の平均身長よりは明らかに低い真希の容姿。
…身長の分……栄養がみんなおっぱいに………
何の躊躇いも無く、恭子の横にポスンッと座る真希。
反動でボヨンッと弾んだ真希の胸に、表情を引き攣らせる恭子。
「真希は、いつも此処で読書してるんだよ」
ニパッと笑みを浮かべる真希は、年齢よりも幼さを見せる。
不釣り合いな胸の大きさと言動。
バッグをガサゴソと漁ると、手にしたマンガ本を持ち上げて、更に白い歯を覗かせる。
「そ、それ………。読書って…言うのかな………」
屈託の無い真希の笑顔が眩し過ぎる。
「にへへ。本だから、読書でしょ?」
そう言って、スカートの裾から伸びている太腿の上でマンガ本を開く真希。
…この娘………学校の授業……着いていけてるのかしらぁ………
中学三年の割に幼い思考に、他人の子どもながら心配する恭子だった。
「…あっ。それで、お姉さんは…何で此処にぃ?」
「えっ!? えっと…ね………」
言える訳も無い恭子は、顎に人差し指を当てて視線を泳がせた。
「そ、そう。日向ぼっこしに………」
「今日………曇ってるよ?」