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とあるオクサマのニチジョウ
第13章 Scene.03
…どうして…こんな事に………
「……でねぇ。美奈ちゃんったら………」
表情を引き攣らせて歩く恭子。
その脇では、真希が明るい表情で学校であった事を延々と話していた。
「そ、そうなんだぁ………」
ニコニコと笑みを浮かべている真希の言葉を無下にする事も出来ず、恭子は適度に相槌を打ちながら歩き続ける。
…これ…誘拐とか……思われないよねぇ………
最早、露出しているという感情は無くなっていた。
顔立ちも似ていない二人。
片や、セーラー服姿の女子中学生。
片や、露出過多の、風俗嬢やAV嬢と間違われてもおかしくない二十代。
恭子は、露出以前に、誘拐だと思われてしまうかもしれない事に、人の目を気にしていた。
「それで、恭子さぁん。あと、どれっくらぁい?」
ボヨンボヨンと胸を弾ませて歩く真希が見上げる。
「え、えっと…ね………」
発育の良すぎる真希の胸が視界に入ると、自然と口籠もる恭子。
…私が中学生の時ってぇ……
…まだ……Fカップだったんだけどなぁ………
…真希ちゃん……見た目にはもう……Gくらい…ありそう………
見た目に細い体ながら、胸が際立っている真希を見て、自らのスタイルを棚上げしている恭子だった。
「あ、ほら……其処よぉ」
色々と葛藤しながらも歩き続けた恭子。
二人が着いたのは、定番の公園だった。