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とあるオクサマのニチジョウ
第13章 Scene.03
喉と鼻を鳴らしながら自らを慰めてモノに唾液を塗す恭子に、長崎は笑みを浮かべながら撓わな胸を揉み拉く。
「んふぅ…ふぅっ……おチン…ポ……ングッ…ングッ…しゅき…なのぉっ」
恭子は自ら淫語を吐き出して、興奮を昂らせていく。
まるで蛸の様に唇を突き出させながらモノを咥え込むイヤらしいフェラ顔に、長崎のモノは一段と固さを増していった。
「っくぅ……奥さんのフェラ……最高だな」
―――――――――
「んにょっ!?」
何処か見覚えのある丁字路の景色に、奇声を洩らす真希。
右へ左へと頭を振る真希の前髪は、額に浮かぶ汗に因って額に張り付いていた。
「真希の…女の勘………アテにならないなぁ………」
元々方向音痴な真希。
それに加えて、似たような景色が並ぶ住宅街。
おまけに暗い夜道ともなれば、勘に頼って走った真希は、同じ場所をグルグルと回っていただけだった。
「恭子さぁん………」
時間だけが過ぎ去っていく事に、不安だけが増していく。
思わず丁字路の真ん中に佇んで恭子の名前を呼ぶ。
自らの方向音痴に気付いていない真希の眉尻は下がる一方だった。
「………何……してるのかな?」
そんな真希に、訝しげに一つの声が掛かった。