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第14章 Scene.04

　
「きょ……恭子さぁん………」

　恭子の姿を見た真希の情けない声。

「真希ちゃん………」

　顔を洗うだけの筈が、何故か全身を濡らしている真希。

　ドジっ子属性を発揮させた真希の姿に、恭子は苦笑を浮かばせて口を開いた。

「もう…ついでだから、シャワー浴びちゃおうかぁ」

「うんっ」

　相変わらず元気に返事をする真希。

「恭子さんも一緒ねっ」

　続けて吐き出した真希の言葉に、恭子は躊躇いながらも軽く頷いた。

「あらあらぁ。真希ちゃんは甘えん坊ねぇ」

　火の気も使っていなかった事から、直ぐさま服を脱ぎだす恭子。

「にへへぇ」

　はにかむ真希もパジャマをさっと脱ぎ捨てて、全裸になれば浴室へと飛び込んでいった。


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