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とあるオクサマのニチジョウ
第14章 Scene.04
…もう……これ以上……えっちになったら………
薄い生地の上から擦るクリトリスからの快感に、戸惑いを感じながらも指先を止められない。
薄い生地を通して、湿り気を感じる。
…こんな……喫茶店で…私ぃ………
他に客が居る状況で、おツユがジワッと滲み出ていた。
見られている事にワレメを濡らしていた淫らなカラダに、恭子は平然を装っていた顔に赤みを増していく。
…こんなトコで…オナニーなんてぇ………
指先が薄いショーツの生地をワレメに押し込みそうなくらいに、強く擦り始めていく。
理性が駄目だと言っても、昂った淫らな本性が指先を動かす。
…ダメ………ダメ…なのにぃ………
興奮に堪え切れなく、微かに柳眉が寄せられる。
「んっ………うぅっ………」
熱さを帯びた声までが洩れそうな程に、恭子の興奮が昂っていった時だった。
ガラス窓から見えていた頭頂部。
その向こう側に歩いていた人影を視界に入れると、恭子の鼓動は大きく跳ねた。
人影の動きに合わせて視線が動く。
止められなかったワレメを擦る指先も自然と止まり、恭子は無意識に立ち上がっていた。
…見間違いじゃなければ…
慌てて会計を済ませ、急ぎ足で店を出た恭子。
依然として、ガラス窓を見上げていた人物に苦笑を浮かべながらも、通り過ぎていった人影を追い始めたのだった。