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とあるオクサマのニチジョウ
第14章 Scene.04
狭い階段の上で長崎に抱き締められ、抵抗を見せる恭子。
露出の興奮から、正行の姿を見付けた事で一転していた昂り。
醒めた感情でアパートへと戻れば、不意に現れた長崎の強引な行動。
マスターに因って、マゾ気質も芽生えさせていた恭子にとって、荒々しく扱われる行為はドキッと鼓動を強く打たせるものだった。
「や、止め……んうっ………」
「相変わらずノーブラとかさぁ。デカパイなのに、誘ってるとしか思えないなぁ」
シャツの上から胸を鷲掴みにした長崎の手。
掌に収まりきらない撓わな胸をグニュグニュと捏ね始める。
「ち、違っ……んはぁっ……や、止め…てって……んうぅっ………」
身を捩って抵抗を見せる。
しかし、胸から体の中へと広がっていく刺激に、口からの呻きが抑えられない。
深夜の閑静な環境で、大声をあげる事が憚れていた恭子。
ましてや、既に寝ているであろう杏子が住む部屋の傍。
声を出したくても、囁くようにしか吐き出されない声。
勝手を知った長崎の手が、激しく恭子の肉欲を昂らせようと胸を歪に変形させる。
「んあっ……だ…ダメ…なのに……私……また……んうぅっ………」
柳眉を寄せて抵抗の言葉を吐き続ける恭子だったが、長崎の荒々しい手付きの前に吐息を徐々に荒くさせていった。
「ほらほら。もう、何回もシてんだからさぁ。
…奥さんだって……気持ち良い事…好きでしょ?」
「あ……はぁっ………」
耳元で囁き、首筋を一舐めした長崎の言葉に、恭子の脚は僅かに震え出していた。