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とあるオクサマのニチジョウ
第14章 Scene.04
 
「ほら……もっと盛り上がりましょうよ」

「んあっ…あっ……あぁっ………
 ち、乳首……ダメぇっ」

 両乳首をキュッと捻られ、引っ張られる刺激に甘い声が溢れ出す。

 一度吐き出した喘ぎ声は抑える事が出来ず、恭子は長崎の両手で敏感な乳首や胸を弄られる事にカラダをくねらせる。

 痛いながらも、その刺激に肉欲を強めて子宮を疼かせていく。

 歪に変形する程にグニュグニュと胸を捏ねられ、乳首に捻りを加えて抓まれながら柔肉を伸ばされる。

「んひゃぁっ……あぁっ…んっ……
 そんな…痛くしたら……んあぁっ………」

 痛みを伴う程、恭子の嬌声に艶が濃さを増していく。

 マゾ気質を開花させた恭子の性癖を知る長崎は、淫らな反応を強めていく恭子の姿に口角を更に上げた。

「ククッ……。ほら、もっと啼いて下さいよ」

「あっ………イヤぁっ………」

 背後から腕を伸ばしていた長崎。

 背中を預けていた恭子の両肩を軽く押すと、恭子のカラダは力無く床へと崩れていった。

「いい格好ですよ、恭子さん」

 短いスカートが捲れ、肉付きの良い太腿まで露わになった恭子の姿に、長崎は情欲の昂りを強めていく。

「そんな…乱暴にしちゃ………」

 脚を横に投げ出して両腕で上体を支える恭子に、言葉とは裏腹に嫌がる素振りは見られなかった。

 そればかりか、傍らに屈み込んだ長崎に仄かに上気した顔を見せ、潤んだ瞳で艶めかしく見詰めるのだった。
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