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とあるオクサマのニチジョウ
第3章 働くオクサマ
「今日は体調でも悪かったのかな?」
「あは…は…。そういう訳じゃあ………」
閉店時間を過ぎて、上体を倒してテーブルを拭く恭子に、グラスを磨きながら声を掛けるマスター。
静まっていた胸の鼓動を再び早めた恭子は、渇いた笑みを溢すしかなかった。
…んもぉ…ずっとこんな感じで……
…おかしくなりそぉ………
腕はテーブルを拭きつつも、意識は胸と下半身へと向きっ放しの恭子。
露出をしている事にいつしか体の奥がジンジンと疼きだし、歩く度にクチュッと淫猥な水音が洩れる事に気付いていた。
…アソコ……何だか疼いて……
…えっちなおツユもぉ……
…乳首だって…ビンビンでぇ………
すっかり露出の性癖に目覚めた恭子は、今もマスターの視線を気にしながらテーブルを拭き続けている。
ただでさえ、ヒラヒラの短いスカート。
股下で二十センチもあるかどうかの短さは、上体を倒していれば擦り上がっている。
尻や股間に感じる外気が増している事に、鼓動を早めて体を火照らせる。
ジンジンとした疼きは強まり、トロトロとイヤらしいおツユがワレメから溢れ出しているのが分かる。
チラッと暗くなった通りを透かす大きなガラスを見れば、赤らんだ顔が反射して写り込んでいた。
…あぁっ…私……あんな顔………
見慣れた顔は瞳を潤ませて頬を赤くさせ、発情したメスの様相へと変わっていた。
…こんな顔で接客なんて……
…絶対おかしいって思われて………
見透かされていたかと思うと、思わず脳に甘い痺れを軽く感じる。
「ホントに……今日は一体………」
「何でも無いで……」
心配するマスターの声に、恭子は上体を倒した儘で顔をカウンターへと向けた。
その拍子に伸ばしていた腕が動き、何かに触れたと思えば甲高い金属音が響いた。
「あらあらぁっ」
テーブルの上に置いてあったスプーンを落とした事で、素に戻った口調で言葉を吐き出す。
恭子は慌てて上体をずらし、テーブルの上から下を覗き込む。
テーブルに着いた右腕を支えに、左腕を伸ばした恭子。
短いスカートの下はノーパンである事を一瞬忘れた恭子の後ろ姿に、マスターは目を丸くさせた。