この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
とあるオクサマのニチジョウ
第3章 働くオクサマ
 
「……たぁ? ……マスターってばぁっ」

「えっ!? はっ……えっと………」

 恭子の声で、ハッと我に返るマスター。

 夢中で凝視する余り、恭子の体勢が戻っていた事にも気付いていなかった。

 左側の目元にホクロを飾り、一見して美人に分類される程の整った顔立ち。

 プルンとした唇の下、顎に人差し指を当てて小首を傾げる姿。

 妖艶な大人の女の雰囲気を醸し出しながらも、時折見せる幼稚な仕草。

 突然声を掛けられた事に加え、穴が空く程に見詰めていたと知られれば、マスターが胸をドキッとさせるのも致し方なかった。

「マスターこそ、ボーッとして大丈夫ですかぁ?」

 若干顔が赤らんでいるものの、普段の間延びした恭子の口調。

 顎に人差し指を当てた腕で、豊満な胸が押し潰されている事に目を奪われそうになる。


…恭子さんのあんな姿…想像するなんて………
…やっぱり溜まり過ぎだな…


 度々見せる仕草に、やはり幻覚だったと思い込むマスター。

 軽く数回頭を振ると、気を取り直して口を開いた。

「な、何でもないから。後少し、片付け頼みますね」

「わ、分かりましたぁ」

 マスターの言葉に、若干言葉を詰まらせた恭子。

 それでも、体を翻してフロアへと歩いていった。


…はぁ……
…今夜は…取り敢えず自家発電だな………


 股間に血液を集めたマスターは、悶々としながらその後ろ姿を眺めたのだった。
/298ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ