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とあるオクサマのニチジョウ
第5章 葛藤するオクサマ
横に寝転がる正行。
恭子と同様に朝日を浴びて、仰向けに寝息をたてている正行の姿。
夫の名前を呟いた恭子の視線の先は、モッコリとパジャマの生地を持ち上げた夫の股間があった。
男特有の生理現象を前に、見下ろす恭子は軽く舌を出して唇を舐める。
…寝たんだから……疲れなんてぇ………
一度ベッドから下りかかった脚がベッドに戻る。
「んはぁ…はぁ………」
枕の方に両膝を着き、上体を倒せば、顔の横で盛り上がる股間を前に熱い吐息を洩らす。
…こんなに元気なんだからぁ………
…簡単に上書きもぉ………
朝から沸き上がる欲情を抑え切れない。
伸ばした右手の指先に、パジャマの上からでも固さを感じる。
「んうぅ……」
モノに絡めた指を上下に動かすと、正行の口から呻く声が洩れる。
「正行さんだって……まだ若いんだしぃ………」
一回り以上歳の離れた夫。
それでも、若い恭子の性欲に臆するばかりか、射精の回数は少なくとも、いつも恭子を歓喜に啼かせる。
一度、肉欲のスイッチを入れれば、後は済し崩しに体を求めてくると思い込んだ恭子。
モノを扱く指先に力を入れながら、更に吐息を熱くさせていった。